高野山真言宗 難除大師浜松最古の寺 頭陀寺

ZUDAJI-HAMAMATSU

頭陀寺

浜松最古の寺
頭陀寺境内

頭陀寺詠歌

頭陀寺縁起

西暦六八〇年の頃、遠州灘で一人の漁師が、網にかかった瑠璃石の薬師像を丁寧にお祀り供養したところ、豊漁が続くようになり、妻の病気は全快し、家も大いに盛えました。
 大宝三年(七〇三)、文武天皇の正夢に薬師如来が現れ、「我は遠江国におり、我を奉安、祈念すれば、国家安穏、万民豊楽、万病退散するなり」とお告げになりました。
 帝の命を受けた僧圓空上人は、行脚の途中で遠州灘の漁師の話を耳にしました。早速天皇に奉上すると、帝は直ちに仏閣建立の命を下され、末代長く「国家安穏、万民豊楽、万病平癒」の勅願寺とされ、御宸書の勅額「青林山」を賜りました。
以後、当時は『青林頭陀寺』と呼ばれ、大漁祈願・海上安全・五穀奉饒・商売繁盛・身心堅固・諸病平癒等の祈願、そして信仰の寺となりました。
浜松市に現存する最古の寺であり、『頭陀寺のお薬師様』として、今もなお善男全女で賑わっています。

 頭陀寺について 

ゆかりの地

頭陀寺はかって天竜川下流にあった広大な「川勾荘(かわわのしょう)」の現地荘官として、四十六所明神(現在は津毛利神社と改称)とともに荘園の中核をなしました。
往時には多くの塔頭寺院をかかえ、寺域も広く、門前には市場もたちました。当時の境内には戦国大名今川氏に仕えた武将松下之綱の屋敷があり、ここ一帯は別名頭陀寺城とも呼ばれました。松下屋敷には、少年時代の豊臣秀吉が天文20年(1551)から3年にわたり奉公していたと記録にあり、この寺の付近には鎌研池や目刺橋など秀吉にかかわる伝承地も残っています。
なお、 松下氏の一族は井伊氏とも近く、父・直親を殺された幼少の井伊直政を匿い、母の再婚相手となった松下源太郎(清景)が直政を養子として、今川氏の追手から保護しました。また、松下之綱の娘は柳生宗矩に嫁ぎ、柳生十兵衛を生んでいます。
その後、今川氏に反攻したした松下氏や飯尾氏らとの攻防で、永禄7年(1564)頭陀寺は炎上してしまいましたが、後年、縁のあった豊臣秀吉、徳川家康の寄進により復興しました。

幼少期の三公像

ご体験EXPERIENCE

ごえいか御詠歌教室

御詠歌とは、寺院や霊場を巡礼する時の仏詠歌で、鈴(れい)や鉦(しょう)を鳴らしながら、斉唱されることが多く、五・七・五・七・七の和歌にメロディーをつけて歌ったのが御詠歌の始まりと言われています。

開催日時:
毎月八日と二十一日 午前十一時~

※開催時はHPでご報告いたします

あじかん阿字観教室

阿字観とは、真言宗に伝わる瞑想法で、真言禅とも呼ばれています。この瞑想法は心を落ち着かせ、深い内観を通して自身に内在する仏性(ぶっしょう)とコンタクトを行います。当寺では、皆様にこの素晴らしい瞑想を体験して頂けます。

開催日時:
第二・第四土曜 午前七時~八時
料  金:
500円(時間外やご予約の場合、1,500円)

※法話・お茶付き
※2名様から受付しております。
※途中の入退場はできません。

しゃきょう写経教室

写経とは、文字通り「経典を書写する」ことです。日本では、六三七年に川原寺で写経が行われた記録が「日本書紀」に残されています。心身を集中させ、雑念を払い、心を安らかにさせてくれる写経は、豊かな心を育む実戦修行としておすすめです。

開催日時:
毎月八日と二十一日 午後十三時三十分~
料  金:
実習のみ/用紙代 100円
奉納希望の場合/奉納料金1,000円
+用紙代 100円

ごしゅいん御朱印

頭陀寺では、ご参拝の証として御朱印を授与しております。客殿・歴史資料館にて、受付しております。お気軽にお申し付けください。
※御朱印をご希望の際は、事前にお電話にてご連絡いただきますと確実です。

開催日時:
随時

いけばな生けばな教室

特に高野山で活けられている華道の流派の一派です。
当寺でもこの流派の教室を開いています。
お問い合わせください。

開催日時:
不定期

※開催時はHPでご報告いたします

交通案内ACCESS

高野山真言宗 青林山頭陀寺〒430-0817 静岡県浜松市南区頭陀町214 | tel.053-463-8170 | fax.053-463-3121大きい地図で見る >>

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